前立腺がんの検診
前立腺がんの初期は、自覚症状がほとんどないので、早期発見のためには定期的な検診が必要になってきます。
前立腺がんの早期発見の検査としては、「直腸診(肛門内の触診)」「超音波診断(肛門から直腸内に超音波プローブを挿入してとった前立腺の断層画像による診断)」「腫瘍マーカー・前立腺特異抗原(前立腺で作られる糖たんぱく質で、一般的にPSAと呼ばれる)の測定」の3つがあります。
前立腺がんの早期発見においては、特にPSAの測定が有用です。この検査は、前立腺がんになると上昇する血液中のPSAの値を測定して、前立腺がんの有無を診断するもの。血液検査だけなので、他の検査と比べても気軽に受けられます。
前立腺がんは、欧米をはじめ、日本でも急増中の癌。「自分は大丈夫」といった油断は禁物です。
前立腺がんの予防
前立腺がんに対する決定的な予防策は、現時点では実はよくわかっていません。
ただし、前立腺がんの発症には、過度の飲酒・高脂肪食・緑黄色野菜の不足などの、食生活上の問題が関わっていると考えられています。ですから、お酒の飲みすぎや脂肪の取りすぎは控え、肉よりは魚を、そして野菜を積極的に取るようにしたいものです。
前立腺がんの予防の決め手となる対策がまだわからないとはいえ、前立腺がんも、癌には違いありません。上記のことに加え、禁煙などの、一般的な癌の予防策を心がけながら生活してゆけば、発症率はかなり低く抑えられることでしょう。
前立腺がんの治療について
前立腺がんの治療方法にはどのようなものがあるのでしょうか?
前立腺がんは、がんが前立腺の中にとどまっている場合には、前立腺をすべてとる手術が行なわれます。
前立腺がんがすでに周囲に広がってしまっているときは、放射線療法や、ホルモン療法などが行なわれます。
放射線療法では、IMRT(強度変調放射線治療)、重粒子線治療、小線源治療といった、新しい治療法も行なわれるようになってきています。
一方のホルモン療法とは、前立腺がんは男性ホルモンに依存して増殖する特徴があるので、男性ホルモンを低下させることでがんを縮小させるというものです。
この他に、前立腺がんの治療法として最近用いられているものに、HIHU(高密度焦点式超音波治療)と呼ばれるものがあります。
これは、超音波を利用した治療法で、放射線治療と同等の効果を期待でき、かつ副作用が少ないという利点があります。
どんどん治療方法も進化しています。最新の治療方法を導入すべきですね。
前立腺がんの特徴とは
前立腺癌についてプログします。
前立腺がんは、50歳以降の男性に多いがんです。前立腺がんは、進行してくると、頻尿、尿が出にくくなる、尿の勢いが弱まる、血尿が出るといった症状が現われてくるようになります。これらの症状は前立腺肥大症とよく似ています。
前立腺がんの特徴は、骨に転移しやすいということ。前立腺がんが背骨や骨盤などに転移すると、激しい腰痛を引き起こします。
ところで、前立腺がんの初期段階は自覚症状がほとんどなく、そのため以前は「発見されたときにはすでに転移が進んでいた」――ということも少なくありませんでした。
しかし、現在ではPSAと呼ばれる検査で早期発見が可能になっています。50歳以上の男性は、年に1回はPSA検査を受けるようにするとよいでしょう。
40歳から意識して、50歳になったら本当に注意したい病気が前立腺がんですね。